えび蔵の切手は価値が高かった?買取価格や、えび蔵切手の詳細について
切手について少しでも知っている方なら、「えび蔵」の切手をご存知の方は多いでしょう。
えび蔵切手とは、1956年に発行された切手で、有名な浮世絵師、写楽の絵を採用したものです。
えび蔵切手が発行された当時は、浮世絵切手の評判が非常によく、見返り美人や月に雁、ビードロを吹く娘など、有名浮世絵を題材にした切手が数多く発行されていたのです。
この人気に続けと採用されたのが、写楽の「えび蔵」の浮世絵だったのです。
さて、このえび蔵切手、発行当時はまさに狙った通りの人気ぶりだったそうで、高値で転売されるケースも続出したそうです。
ですが切手需要に応えるため、発行枚数がかなり多くなってしまったので、現在ではあまり際立った価値はついていないようですね。
このえび蔵切手ですが、私も持っていました。査定してもらうまで全く気付かなかった(見落としていた)のですが、アルバムの中に三枚。
切手買取の際、他の多数の切手と一緒に査定してもらったのですが、査定の途中で気づいて「これは一枚だといくらになりますか?」と質問しましたね。
保管されて長い切手でしたのでヒンジ跡が目立ったものは、大体100円前後。
3枚のうち1枚は奇跡的にかなり綺麗な状態でしたので、300円前後の買取価格になりました。
査定員の方によると、やはり細かいダメージが目立っている状態なので、美品だともっと買取価格が上がるケースもある、とのことでした。
私が所持していたえび蔵切手は、肉眼で見えるほどの傷も多かったので、納得の結果です。本人も持っていたことを忘れるくらいなので、状態の悪さはお察し、といったところですね。
切手の買取においては、何より状態の良さが物を言います。切手を集めている方は、コンディションも非常に重要視されるので。
やはり買取業者側でも、切手の取り扱いにはとても慎重になるそうです。切手にいつしか付いてしまった、小さなシミひとつであっても、半値ほど価値が下がってしまうケースも多々あるそうです。
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